個別の材料に反応する展開か
住友商事はジュピターテレコム株に対してTOB(株式公開買い付け)を実施する。買い付け価格は1株13万9500円で現在の保有分と合わせて議決権ベースで4割の株式取得を目指す。買い付け期間は3月3日から4月14日までで、買い付け予定数の下限(45万9147株)に満たない場合は応募株全部の買い付けを実施せず、上限(87万5834株)を超えた場合は案分方式で買い付ける。
中堅・中小企業向けシステムサービス事業を強化する。インターネット経由で提供する「SaaS(サース)」型ソフトの販売を進めるサイトを開設する。販売代理店を支援する体制も整える。
カナダの全額出資子会社を通じ、カナダでウラン権益を取得した。取得したのは世界的にウラン産出量が多いカナダの鉱区のプロジェクト。50%の権益を取得し、世界規模で原子力発電の見直し機運が高まるなか、燃料のウランの安定供給を目指す。
企業向けのIT(情報技術)サービスで提携する。オフィスで使うパソコンやプリンターなどの機器と電子メールなど必要なソフトウエアを一括して提供し、月額課金する。情報システムと事務機の大手が互いの強みを生かしたサービスを開発・販売するのは初めて。
傘下の富山化学工業はインフルエンザ治療薬を2011年末を目処に米国で承認申請する。医療用医薬品の最大市場である米国で早期に投入して主力薬への育成を目指す。
石炭火力発電所から排出される二酸化炭素(CO2)を効率よく回収する実証プラントの受注活動を国内外で始める。欧州や豪州などでCO2を回収し地下などに貯留する「CCS」が計画されているのに対応し、各国政府や電力会社に売り込む。
売り 850万株
買い 960万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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