予想を上回る経済指標の発表を受けて続伸清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年02月18日 08時33分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
前のページへ 1|2       

本日の注目銘柄

業績面からの株価修正が続くか

新日石(5001) 467 △5

 環境配慮型の燃料である「バイオガソリン」の生産を拡大する。2010年度中に同社製のガソリンの過半がバイオ型になる見通し。国内のガソリン販売が長期低迷する中、環境負荷の低さを打ち出し需要をてこ入れする。

NTTドコモ(9437) 140300 △1700

 スペインの携帯電話最大手と高機能携帯電話(スマートフォン)の共同調達に乗り出す。両社の顧客基盤を生かして購買力を高め、端末調達コストの削減につなげる。

住友商(8053) 973 △6

 インドネシアで地熱発電所の建設を受注した。インドネシアで住友商事が地熱発電所の建設を受注するのは8件目となり、設備納入のシェアは5割にのぼる。インドネシアは2014年度までに地熱発電設備容量を現在の3倍強にする計画で、住友商事は引き続き受注の獲得に力を入れる。

NEC(6701) 244 △6

 スペインの通信大手と組み、インターネット経由でソフトウエアや情報サービスを提供する「クラウドコンピューティング」事業を年内に中南米地域で始める。NECは中南米13カ国で通信サービスを手掛ける同社のノウハウ提供を通じて、新興国でのクラウド普及を進めたい考え。

日 立(6501) 303 △8

 カナダの電力会社と二酸化炭素(CO2)の回収・地価貯留(CCS)技術の開発・運用で提携した。カナダ社のCCS実証プロジェクトに参加し、実証データを蓄積、将来のCCS関連事業の拡大につなげる。

東 芝(6502) 454 △27

 インド最大手の国営重電メーカーと送変電・配電(T&D)機器事業で提携した。インド国内で関連機器を製造・販売する合弁会社の設立を検討する。現地企業が持つ販売力やコスト競争力を活用し、年率2桁成長を続けるインド市場に本格参入する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2180万株

買い  1980万株

(金額ベースはトントン越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.