輸出株中心に反発が期待される
自動車部品素材のポリカーボネート樹脂の2製品と樹脂加工品7製品を値上げする。原材料や燃料値上げでポリカーボネート樹脂の主原料などの価格が想定を超えて上昇、加えて中国などで原材料や燃料の需要が伸びており、コスト増分を価格に転嫁する。
傘下の三菱化学はポリエステル繊維やペットボトルの原料になる石油化学製品、エチレングリコール類を値上げする。原料となるナフサ(粗製ガソリン)価格の上昇を転嫁する。同製品の値上げは2009年8月以来。
キヤノン電子は連結子会社のイーシステムを株式交換で完全子会社化する。イーシステム1株に対し、キヤノン電子5.5株を割り当てる。完全子会社化に伴いイーシステム株は4月27日付で大証ヘラクレス市場を上場廃止になる見通し。
ゲーム子会社のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のネットワーク基盤関連事業を本社に取り込む。グループ内に分散している自社製品向けコンテンツ配信サービスなどの機能を集約する作業を進めており、今回の行再編もその一環。
米GE(ゼネラル・エレクトリック)と合弁でスマートグリッド(次世代送電網)で基幹部品となるスマートメーター(通信機能を備えた電力計)を日本で開発・生産する。日米欧ではスマートグリッド関連の類型投資が約112兆円に達するとの予測があり、巨大市場の争奪戦が始まっている。
傘下の日鉱金属は企業のオフィスなどで使われているコピー機やパソコンなどを回収し、レアメタルなどの金属をリサイクルする事業を始めた。因みに、半導体のコンデンサーや自動車の排ガス触媒に使うパラジウムは年間需要の約8割を輸入に依存している。
売り 1910万株
買い 2130万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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