好調な経済指標、新興国の金融引き締め懸念など強弱の材料が入り混じり、まちまちの展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年03月16日 08時37分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

持高調整の売りが出ている銘柄に注目

日産自(7201) 767 △3

 2011年初めを目処に中国にデザイン拠点を開設する。日本の自動車メーカーが中国にデザイン拠点を設けるのは初めて。中国の消費者ニーズを取り込んだ新車の投入で世界最大市場でのシェア拡大を狙う。

ココカラファイン(3098) 1485 △ 1 、 アライドハーツ(3062) 196 ±0

 両社は10月1日付で経営統合することで合意した。統合後の売上高は業界第3位に浮上する。コンビニエンスストアなどによる一般医薬品(大衆薬)販売参入のきっかけとなった昨年6月の改正薬事法の施行以降、初の業界再編となる。

富士重(7270) 461 △2 、 三菱重(7011) 354 ▼1 、 川 重(7012) 244 ±0

 3社など日本の航空関連メーカーが米ボーイング社の最新型旅客機向けの生産体制を拡充している。日本メーカーは機体や部品生産用に立ち上げた新工場の能力を引き上げて納入拡大に備える。3社の開発・製造シェアは35%。

パナ電工(6991) 1133 ▼3

 家庭が排出する二酸化炭素(CO2)削減が話題になる中、プラグを抜かずにエアコンの待機電力を節約できる器具を発売する。ボタンを押すだけで節電できる。

川 重(7012) 244 ±0

 産業技術研究所と共同で、細胞の培養作業を高効率・高品質で自動化できるロボット設備を開発した。けがや病気で傷んだ組織を患者自身の細胞を使って治す「再生医療」の実用化を促す設備として商用化を図る。

エルピーダ(6665) 1716 △20

 回線幅35ナノメートルの加工技術を使ったDRAMの開発に目処をつけた。7〜9月に生産技術を確立し、年内に量産を始める。先端技術で世界首位の韓国社に対抗し、他社を引き離したい考え。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1100万株

買い  1490万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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