セラミック、世界最小――“エコ・ドライブいろいろ”なシチズンブースバーゼルワールド2010

» 2010年03月23日 03時00分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 シチズンブースのテーマは「エコ・ドライブ」だ。エコ・ドライブとは、光を電気エネルギーに変えるソーラーセルを内蔵し、時計を動かす仕組みの光発電時計のこと。余った電気エネルギーは二次電池に蓄えておくことができ、電池交換不要で利用できる。

バーゼルワールド2010のシチズンブース

 最も目立つところに展示されていたのが、2009年のバーゼルワールドにコンセプトモデルとして出展され、6月10日(時の記念日)に発売予定の「Eco-Drive DOME(エコ・ドライブ ドーム)」。ドーム型の球面ガラスや、何重にも重なった文字板のデザインが印象的な光発電の電波時計だ。世界26都市と協定世界時(UTC)の時刻切り替えを回転ディスクで表示し、りゅうず操作だけで各都市の時刻やカレンダーにすばやく変更できるダイレクトフライト機能も付いている。ホワイト、ブラック各250個ずつ発売予定で、価格は26万2500円。

6月10日に発売予定の「Eco-Drive DOME」。ブラックモデル(左)とホワイトモデル(右)の2種類

 コンセプトモデルとして展示されていたのが、「Eco-Drive EYES」と「Eco-Drive LOOP」。

 Eco-Drive EYESは、白いセラミックの文字板を使った、スポーティなデザインのエコ・ドライブウォッチ。光を通さないセラミック板を使っているが、わずかなすき間を通る光をソーラーセルで受けて稼働するという。

 Eco-Drive LOOPは、文字板の周りをダイヤモンドが囲み、その回りの空間をループ状の秒針が回るという女性用腕時計。未来的なデザインが印象的だ。

「Eco-Drive EYES」(左)、「Eco-Drive LOOP」(右)

クロスシー「XCB38-9191」

 このほかシチズンでは、女性向けウオッチ「xC(クロスシー)」の夏の限定モデルとして、アナログ式電波時計としては世界最小のエコ・ドライブ時計「XCB38-9191」を6月中旬に発売する。文字板には白蝶貝を用い、ベゼルと文字盤にダイヤモンドをあしらっている。価格は10万5000円で、限定1000個販売予定。

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