バーゼルワールド2010開幕!――ところでこれ、何のイベント?

» 2010年03月19日 03時47分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 3月18日、スイス・バーゼル市で時計・宝飾の国際見本市「BASEL WORLD 2010」が開幕した(以下、バーゼルワールド)。3月25日までの約1週間開催される。

 バーゼルワールドというイベント名を初めて耳にする方もいるだろう。時計王国・スイス北部のバーゼルという街で開かれる見本市で、時計・宝飾関連イベントとしては世界最大級のイベントだ。東京ドームの4.5倍といわれる広大な敷地に点在する各ホールに、45の国や地域から約2000のブランドがブースを構える。日本からは、カシオ、シチズン、セイコーといった時計メーカーが出展している。

バーゼルレポート2010(随時更新中)

 →世界初のアクティブマトリクスEPDウオッチを発表――セイコー

 →カシオ、バーゼルで特別仕様のG-SHOCKやOCEANUSを発表

 →セラミック、世界最小――“エコ・ドライブいろいろ”なシチズンブース

 →エレクトロニクス技術に裏打ちされたアナログG-SHOCKを作る――カシオ計算機

 各社の新作やバーゼル限定モデルなどが出展されるこのイベントには、メディア関係者、ディーラーなど、10万人を超える来場者が世界中からやってくる。一般の人も参加することができ、入場料は1日券が60スイスフラン(約5100円)、18〜25日の通し券が150スイスフラン(約1万2800円)。各社の最新作が見られるだけでなく豪華な作りのカタログをどっさりもらえるとあって、時計好きの人にはたまらないらしい。

 メイン会場の「ホール1」を入ってすぐのところには、オメガやロレックス、ユリスナルダンといった超高級ブランドが並んでいる。高級時計市場は縮小している(参照記事)とはいえ、これらのブランドはやはり人気が高い。アポイントがないと入れないブースが多いのだが、ひっきりなしに人が出入りしている。とはいえ、超高級時計から1万円前後で買えるカジュアルな時計まで、多様なラインアップが見られるのがこのイベントの面白さ。時計の専門家ではなくても、確かにあちこちのブースをのぞいて回るだけで楽しくなってくる。

ホール1のエントランス付近
オメガブース

 時計好きならもちろん、詳しくない人でも楽しめるバーゼルワールド。誠 Styleでは現地より、随時レポートをお送りする。

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