結婚時に相手に求める貯蓄額、女性の2人に1人は「300万円以上」

» 2010年05月20日 15時30分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 結婚式や新婚旅行、新生活の準備など、結婚するにあたってはいろいろとお金が必要なもの。未婚者たちは、結婚する相手にどのくらいの貯蓄額を求めているのだろうか。

 東京スター銀行の調査によると、未婚女性に「結婚時に相手の貯金は『●●円はあってほしい!』と思う金額」を尋ねると、最も多かったのは「100万円以上300万円未満」で25.1%。以下、「300万円以上500万円未満」が18.6%、「500万円以上700万円以下」が16.7%、「借金がなければ貯金はなくてもよい」が14.8%、「1000万円以上」が10.3%と続いた。

 一方、未婚男性に同様の質問をすると、最も多かったのは「借金がなければ貯金はなくてもよい」で36.0%。以下、「100万円以上300万円未満」が28.1%、「300万円以上500万円以下」が9.4%、「50万円以上100万円未満」が7.7%と続いた。

 300万円以上の貯蓄を男性に求める女性の割合は49.5%。楽天リサーチの調査では結婚にまつわる費用の平均は281万7000円だったが、それ以上の貯蓄額を男性に求める女性が半数近くを占めているようだ。

結婚時に相手の貯金は『●●円はあってほしい!』と思う金額(出典:東京スター銀行)

 既婚者たちは結婚時、どのくらい貯蓄していたのだろうか。既婚男性に独身時代の貯蓄額を聞くと、最も多かったのは「貯蓄はしていなかった」で20.5%。以下、「200万円以上300万円以下」が16.3%、「100万円以上200万円以下」が14.6%、「50万円未満」が11.5%が続いた。

 一方、既婚女性に独身時代の貯蓄額を聞くと、最も多かったのは「100万円以上200万円未満」で17.8%。以下、「貯蓄はしていなかった」が15.1%、「50万円以上100万円未満」が13.1%、「50万円未満」が12.0%、「200万円以上300万円以下」が12.0%で続いた。東京スター銀行では「女性は相手に求めるだけではなく、自分もある程度貯蓄をするという面がうかがえた」とコメントしている。

 インターネットによる調査で、対象は20代〜40代の男女1275人(男性705人、女性570人)。調査期間は4月1日から5日。

独身時代の貯蓄額(出典:東京スター銀行)

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