フェラーリ史上最速のロードゴーイングカー「599GTO」(2/2 ページ)

» 2010年06月09日 15時30分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
前のページへ 1|2       

フェラーリの「GTO」とは?

 「GTO」という車名は、「Gran Turismo Omologata(グラン ツーリスモ オモロガータ)」の頭文字を組み合せたものである。グランツーリスモはそのままGTカーを意味し、末尾の「オモロガータ」は、国際規格のモータースポーツ参戦車両のための公認規則を表している。つまり、市販車でありながらも、そのままモータースポーツに直結する性能、スタイリングが与えられた車両ということなのだ。

エキサイトイズム

 フェラーリの歴史においてGTOの名を持つ市販車は過去に2モデルしか存在しない。1962年に登場した「250GTO」、そして1984年に登場した「GTO」だ。いずれも当時のロードゴーイングカーとしてはけた外れのパフォーマンスを持っていたが、モータースポーツ参戦用車両基準を満たす台数を目処に生産されたため、前者は総生産台数39台、後者についても272台と希少なモデルとなっている。

 フェラーリの長い歴史においても「GTO」の名を持つモデルは極めて特別なプロダクトラインなのだ。599GTOの発表に際し、瞬く間に生産予定台数の599台分のオーナーが決まってしまったという事実も、決して驚くことではない。

エキサイトイズム
前のページへ 1|2       

Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.