総額1億円相当! ベネチアンモザイクの「SICIS」オープン(2/4 ページ)

» 2010年08月10日 11時42分 公開
[本間美紀,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

 製造から貴重な鉱物をガラスに溶かしこんだり、プラチナやゴールドといった金属を蒸着する。メタリックな色合いやオパールのような虹色を再現できるのは、シチスの得意とするところだという。

エキサイトイズム

 オープンにあわせ来日したのが社長のマウリチオ・レオ・プラクッチ氏。

エキサイトイズム

 「モザイクは耐久性があり、美しい不変の内装材。世界のプレミアムホテルで採用されています。バロック。クラシック、モダンまでさまざまな表現が可能です」。2カ月に1度、新しいパターンが発表され、ミラノサローネにも参加している。

エキサイトイズム ベルサーチが手がけたホテルの内装でも採用

 「モザイクはデコラティブな素材と思われがちですが、静謐(せいひつ)でミニマルな空間にも適しています。冷た過ぎず、かつシンプルな空間を表現できます」。

 最近ではわずか1ミリほどのモザイクを組み合わせる「マイクロモザイク」で、アクセサリーの分野も展開している。「まさにウールを紡ぐような作業ですよ」とプラクージ氏。モザイクの応用範囲の幅広さには、モザイクに馴染みのない日本人の目には驚くことばかりだ。

エキサイトイズム ファビオ・ノベンブレ氏が手がけたミニマルな空間

Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.