りゅうずで操作性を改善したソーラー電波腕時計「OCEANUS」――カシオ

» 2010年09月13日 15時54分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 カシオ計算機は、ソーラー電波腕時計「OCEANUS(オシアナス)」に、電子式リューズスイッチを採用したクロノグラフ「OCW-T1000」を10月30日に発売する。価格は10万5000円。

OCEANUSOCEANUS OCW-T1000(出典:カシオ計算機)

 OCW-T1000から新たに「SMART ACCESS(スマートアクセス)」システムを搭載した。これは、5モータードライブと電子式リューズスイッチからなる、機能性と操作性を向上する仕組みを指す。オシアナスの弱点だった操作の分かりにくさを解消する。

 搭載した5つのモーターのうち3モーターは、時針、分針、秒針に割り当てられ、それぞれ独立して駆動する。これにより、ストップウオッチのリセットやワールドタイムの切り替えなどで、ほかの針に干渉することなくスムーズに動くようになった。

 また、電子式リューズスイッチは磁気センサーがりゅうずの動きを読み取る非接触型スイッチだ。りゅうずを押すとモード切替、長押しで基本モードへ復帰するほか、引くと各モードの訂正状態になり、回転させてアラーム時刻のセットやワールドタイムの都市切替が可能。りゅうずの回転速度に応じて、針も高速、低速の2段階で動く。

 ワールドタイム機能は、29都市とUTC(世界協定時)に対応。世界6局の標準電波を受信し、ソーラー充電システム「タフソーラー」の連続駆動時間は、フル充電で約18カ月(パワーセービング状態)。

 インダイヤルは縦に2つ並び、文字盤は黒と白の2色を用意する。サイズは47.4×45.1×12ミリ(縦×横×厚さ)で重さは約100グラム。ケースおよびバンド素材はチタンでザラツ研磨仕上げ、10気圧防水となっている。

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