経済指標に強弱感は見られるが景気回復鈍化懸念も薄れて堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年09月17日 08時35分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

引き続き為替動向に敏感に反応か

NEC(6701) 222 ▼3

 IP(インターネットプロトコル)電話、ウェブ会議などオフィス向け業務ソフトやシステムをネットワーク経由で提供するクラウドコンピューティング型サービスを発売した。自前でシステムを保有・運用する場合に比べ関連コストを2割程度削減できる。

GSユアサ(6674) 599 ▼3 、 三菱商(8058) 1925 ±0

 両社と自動車部品北米最大手の3社で欧州で電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の合弁生産に乗り出す。欧州最大規模のEV用電池工場を建設、電気自動車の生産が本格化する欧州で販路拡大を狙う。

住友商(8053) 1069 ▼1

 中国の水事業最大手と提携、中国での水事業に参入する。まず、下水処理事業を手掛けるが環境分野で優位に立つ日本企業の技術を生かし、水需要の急拡大が見込める中国で市場取り込みを目指す。

いすゞ(7202) 303 △3

 タイのピックアップトラックの生産能力を大幅に増強する。米社への生産委託を打ち切り、1、2年以内に委託分の生産能力を確保する。東南アジアなどでの需要増に合わせ、段階的にタイでの生産能力を引き上げる。

日 揮(1963) 1545 ▼2

 資本・業務提携している医薬品開発支援(CRO)会社を買収する。CRO事業の育成を進めるほか、中国など日本国外での事業拡大も狙う。医療プラントも手掛けており、CROの強化でプラント建設受注の拡大も目指す。

トヨタ(7203) 3060 △50

 昨日副会長が中国市場に電気自動車(EV)を投入する意向を表明した。家庭で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)は年内に試験販売する。EVなど新エネルギー車を相次ぎ投入し、世界最大となった中国市場でのシェア拡大を目指す。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1830万株

買い  1910万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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