親の財産は親自身に使ってもらいたい、それとも財産を自分に引き継いでもらいたい、どちらを考えている人が多いのだろうか。30〜40代の人に聞いたところ「親の財産は親自身に自由に使ってもらい、老後のことは親自身で解決してほしい」と考えている人が66.8%、一方「親の面倒は最期まで見る。その代わり、財産を自分に引き継いでほしい」は33.2%であることが、東京スター銀行の調査で分かった。
また30〜40代の9割以上(91.2%)が金銭的な不安を抱えながらも、7割以上(72.4%)は親の資産や持ち家をあてにしていないことが明らかに。親の持ち家の相続についても、6割近く(59.2%)が「特にこだわらない」と回答しており、「親の持ち家に対する思い入れはあまり強くないようだ」(東京スター銀行)と分析している。
老後のことについて、親の世代(60〜69歳)はどのように考えているのだろうか。「自分たちの財産は子どもに残さず、自分自身で使いたい。その代わり、老後のことは子どもに頼らず、自分自身で解決する」と答えた人が75.6%。一方「老後の面倒は子どもに最期まで見てもらいたい。その代わり、財産を子どもに譲り渡す」が24.4%だった。
現在の資産を誰ために使いたいかと聞いたところ「夫婦のために使いたい」(64.2%)と答えた人が圧倒的に多く、次いで「自分のために使いたい」(21.0%)と続いた。「子どものために使いたい」という人は13.0%にとどまった。
インターネットによる調査で、30〜49歳と60〜69歳の男女合わせて1000人が回答した。調査期間は8月27日から8月28日まで。
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