冒険心が沸いてくるコンパクトSUV「クーガ」――フォード

[岡田大助，Business Media 誠]

　フォード・ジャパンは、コンパクトSUV「Kuga（クーガ）」を発売した。Trend（トレンド）が335万円、上位モデルのTitanium（タイタニアム）が378万円。

Kuga（出典：フォードジャパン）

　クーガは、フォードが提唱するキネティックデザイン（Kinetic：活動的な）をコンセプトに、彫りの深いプレスラインとピンと張ったような面構成が特徴。デザインキューとして「台形」を多用する。ボディカラーは、Trendがフローズンホワイト、ムーンダストシルバー、パンサーブラック、Titaniumはアイスホワイト、ムーンダストシルバー、パンサーブラックの3色を展開する。

Kuga Titanium（出典：フォードジャパン）

　2.5リットル直列5気筒DOHCターボエンジンを搭載し、最高出力は147キロワット（200馬力）／6000rpm、最大トルクは320ニュートンメートル／1600〜4000rpmだ。駆動系には、エンジン回転数やアクセル開度、ハンドル角などさまざまなデータを基に最適なトルクを分配するインテリジェントAWDシステムを採用する。トランスミッションは5速AT。

　上位モデルのTitaniumは、バイキセノンHIDヘッドランプやオートランプシステム、雨滴感知式フロントワイパー、自動防眩ルームミラーなどを装備。ルーフも赤外線反射コーティングを施したガラス製パノラミックルーフ（1050×785ミリ）になる。

Kuga Trend（出典：フォードジャパン）

　ボディサイズは、4445×1850×1715ミリ（全長×全幅×全高）で、車両重量はTrendが1640キロ、Titaniumが1670キロ。乗車定員は5人だ。右ハンドルのみ。フォード・ジャパンでは、「エクスプローラー、エスケープとともに『Adventure Spirit（冒険心あふれる）』を具現化したモデルとして訴求したい」としている。