話題の「LLOVE」客室プラン:速報! 秋の東京デザイン祭り(1/3 ページ)

» 2010年10月12日 13時08分 公開
[加藤孝司,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 10月22日から代官山ではじまる、期間限定の「LLOVE(エルラブ)」。オランダのデザイナー/建築家と、日本の若手建築家が手がけるクリエイティブ空間に、見るだけでなく宿泊することができる、いままでになかった新しいスタイルのエキシビションだ。今回は参加するデザイナーの客室のコンセプトスケッチを基に、本展の全体像にせまる。

エキサイトイズム トーニックによるLLOVEイメージ SHIP&WATER:THONIK

308:PIEKE BERGMANS(ピーケ・バーグマンス)

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 ピーケ・バーグマンス氏は「in LLOVE!」をキーワードに、明かりをテーマに客室をつくる。だが、そこは、その状況で自由に姿をかえ、環境に適応してしまう非常識的な「ウイルス」をテーマに自身の作品を創りだす。ラブホテルをテーマにした「LLOVE」では、ベッドや椅子、テーブルや照明、歯ブラシたちが、ホテルの一室で愛を確かめあう恋人たちのように絡み合った、不思議な部屋を演出する。

307:RICHARD HUTTEN(リチャード・ハッテン)

エキサイトイズム Studio Richard Hutten

 現代オランダデザインの中心人物、リチャード・ハッテン氏。大きなダンボの耳が把っ手になったマグカップや、鍵十字をモチーフにしたアイロニーたっぷりのテーブルなど、ハッテンのデザインには誰がみても微笑んでしまうようなユニークさと、独特のアイロニーがこめられている。「LAYERS」をテーマに、色とりどりのテープで彩られた壁で、愛のムードを盛り上げる。

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306:Scholten&Baijings(ショルテン&バーイングス)

 ステファン・ショルテン氏とカロル・バーイングス氏の2人によるデザインユニット、ショルテン&バーイングス。彼らが今回のホテルのテーマとして掲げたのは「Re-creation/再生」。彼らにとって再生とは、ホテルの一室で生命をうみ出すための営みが行われ、そしてその結果として愛の結晶が生まれること。

 生殖をイメージさせるドローイングが施された壁紙、色鮮やかな色彩によるレイヤーが美しいショルテン&バーイングスのブランケットなど、見所満載の部屋になりそうだ。

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