著者プロフィール:入野康隆
Linzy Consulting株式会社代表取締役社長
私は経営コンサルタントとして、年間100本以上の事業計画のレビューや、ビジネスプランコンテストの審査員などをしています。その中で私は「良い事業計画書の条件」として次の4つが大事であると感じています。
まず大切なのは事業計画書の目次に以下の17要素が含まれていることです。
特に、「7. もうけの仕組み」「12. 立ち上げ戦術」「17. プロジェクト管理」の項目が抜けている事業計画書はよく目にします。
誰でも自分の事業には色々な想いがこもっているので、10時間でも話せるとは思います。しかし、実戦では20秒で説明できないといけません。
なぜ20秒かというと、事業計画を説明する場面で最も多いのが名刺交換だからです。通常は20秒しか持ち時間はありません。また、20秒でないと先方の社内で口コミが発生しません。
20秒、つまり、キーワードで言うと2つぐらいでないと、口頭で説明しにくいので、投融資担当者は社内稟議を通しにくいのです。事業計画は複雑なものになりがちですが、簡潔に事業の特長を表現できるように事業計画を洗練しましょう。
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