世界的な経済指標の改善を受けて大幅高清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年12月02日 08時44分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

世界的な景気拡大期待から堅調な展開か

昭電工(4004) 176 △5

 2011年〜15年の中期経営計画を発表。ハードディスク駆動装置(HDD)の磁気ディスクや電炉用の黒鉛電極などに手厚く投資、レアアース(希土類)では、ベトナムのリサイクル工場増強や鉱山開発の検討などで調達先の多様化を目指す。

双  日(2768) 166 △4

 ベトナムで製粉・穀物販売事業を拡大する。食肉消費の増加などで5年後に約1.5倍に膨らむとの予測もあるベトナムの穀物需要の伸びに対応し、20%出資している現地企業の製粉能力を現在の2倍に増強、倉庫とサイトの保管能力も25%高める。

シャープ(6753) 805 ±0

 太陽電池の新ラインを2010年度中に導入する。太陽光を電気に変える効率が自社の従来品より2割程度高い新型電池を量産する。主に住宅用として国内外に出荷し、太陽電池市場でのシェア拡大を目指す。

宇部興(4208) 220 △7

 航空宇宙耐熱材料の量産に乗り出す。2016年度までに次世代の航空機エンジン向け繊維の生産体制を整備、米社と共同開発している繊維と樹脂の複合材も実用化する。原子力発電所など産業用の需要も取り込む。

日産自(7201) 800 △15

 中大型車の輸出拠点の九州で3年以内に小型車の組み立てを始め、国内生産の過半を集中、アジア製部品の拡大などで製造原価を3割下げ、年100万台の国内生産を維持する。

NTTドコモ(9437) 135600 ▼200

 NTTコミュニケーションがNTTドコモと組み、新しい電子商取引(EC)決済サービスを始める。消費者がドコモの携帯電話やNTTコミュニケーションのインターネット接続料金とまとめて商品代金を支払えるようにする。多機能携帯端末やスマートフォン(高機能携帯電話)の普及で電子商取引の拡大が見込める。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2400万株

買い  3160万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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