年賀状の予算はいくらですか? 平均は3689円

» 2010年12月07日 12時54分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 PCメールや携帯メールが普及している現代。新年のあいさつである年賀ハガキには、どのくらいの手間や予算をかけようと思っている人が多いのだろうか。

 M1・F1総研の調査によると、M1・F1層とM2・F2層※に「2010年1月宛てに出した年賀状の通数」を聞くと、M1層では平均17.4通、F1層では同23.7通だったが、M2層では同40.5通、F2層では同44.5通と、上の年代ほど多く年賀状を送っていたようだ。

※M1層は20〜34歳男性、F1層は20〜34歳女性、M2層は35〜49歳男性、F2層は35〜49歳女性。

 「年賀状にかけられる予算(年賀ハガキの購入費や印刷などの制作費含む)」を聞くと、平均は3689円。「0円(年賀状は送らない)」という人も7.0%いたが、「1万円以上」かけられるという人も5.1%いた。

 性別・年代別に見ると、M1層では平均2587円、F1層は同3311円なのに対し、M2層は同5510円、F2層では4830円とこちらでも上の年代ほど多くの予算をかけられるようだ。しかし、予算を2010年1月宛ての年賀状の通数で割って、1通当たりの単価を算出したところ、M1層が148.7円と最も高くなった。

年賀状にかけられる予算(出典:M1・F1総研)

「今年、相手から年賀状が来たかどうか」が重要

 年賀状を送る人はどのように決めているのだろうか。いくつかの「年賀状を送る基準」についてどの程度重視するかを尋ねると、最も重視されていたのは「今年、相手から年賀状が来たかどうか」だった。ほかには「今までにお世話になったかどうか」「これからも付き合いが続きそうか」「その年にお世話になったかどうか」「今までの付き合いの長さ」などが上位にランクインした。

 一方、「電話で頻繁にやりとりをするかどうか」や「メールで頻繁にやりとりをするか」はそれほど重視されておらず、普段交流する相手と年賀状を送る相手との関連は薄いようだ。

 インターネットによる調査で、対象は20〜49歳の男女618人(男性309人、女性309人)。調査期間は11月16日から18日。

年賀状を送る基準(出典:M1・F1総研)

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