20〜30代男性の4人に1人が、“逆セクハラ”に悩んでいる(2/2 ページ)

» 2011年01月31日 16時36分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
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不快に感じたときの対応

 女性上司の発言を受け「不快に感じたことがある」人は、どのような対応をしてきたのだろうか。この質問に対し、「何も対策をとらなかった」(42.0%)と答えた人が最も多かった。このほか「退職を考えた」(23.8%)、「誰かに相談した」(22.4%)、「その場で抗議した」(15.8%)、「心身が不安定になり、病院にかかった」(10.4%)と続いた。

 「誰かに相談した」という人は2割にとどまる一方で、「何も対策をとらなかった」は4割を超えた。「もし法的手続きをとる場合は証拠が必要なので、受領したメールやメモの保存、電話による会話内容の録音、被害状況の記録、第三者の証言などを準備する必要がある。思うような転職がままならない昨今なので、お互い職場に居づらくならないような解決を念頭に置いて行動することが大切」(戸塚弁護士)とアドバイスした。

 インターネットによる調査で、22〜39歳の働く男性2666人が回答した。調査期間は1月11日から1月14日まで。

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