ウォルター・ノルはドイツの老舗家具ブランド。ドイツ連邦議事堂などそうそうたる建築に家具を収めていることで知られる。隈研吾氏の作品にも家具が収められたこともあるという。
デザインユニットEOOSによる「Cuoio」はイタリア語で革を意味する名前のとおり、羊革と細い鉄のフレームだけで座り心地を実現したラウンジチェア。背や座に詰め物をせず、材料を極限まで削ぎ落としている。テーマは「リラックスド・ミニマリズム」。
一方で、イタリアの有名ブランドも、ミラノサローネとはまた違った顔を見せて、興味深い。ミラノでは家具見本市会場の外で展示を始めたカッシーナも、ケルンでは会場内のキーブランドの1つ。
ジオ・ポンティの名作「699スーパー・レジェーラ」。世界でも最も軽い椅子の1つ。黒と白のツートーンのカラーと、通常は籐網の座がカラーのパッディングシートとなる、2つのタイプを発表した。これは1950年代後半に開発されたもののリエディションとなる。450の組み合わせが可能だという。
カッシーナにとってジオ・ポンティとの製品は、「メイド・イン・イタリー」を象徴する存在。すでに名作の評価が固まったこの椅子も、新しい解釈を加えることで、より魅力的に見える。
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