世界中からニューヨーク市を訪れる人は年々、増加傾向にあり、2010年の観光客数は過去最高の4870万人を記録した。そうした需要を吸収するため、同市ではこの1年の間にブティックタイプのホテルなど33のホテルで6700室以上が続々とオープンしている。
私は今回、2010年11月にオープンしたばかりの「ザ・セタイ・フィフス・アベニュー」を予約した。エンパイアステートビルがすぐ目の前という立地に完成した、60階建ての高層ホテルだ。5番街のど真ん中なんてちょっと贅沢かなとも思ったが、この旅で予定している取材先がミッドタウン・エリアに集中。また限られた滞在時間で効率よく動く必要があったため、活動拠点としてこの新しいホテルを選んだ。
ホテルとはもちろん、事前にコンタクトをとり、アーリーチェックインの希望を伝えておいた。マンハッタン中心部にあるホテルは東京からのビジネス客も多く、ホテル側も羽田からの新しい路線の就航に注目していたのだろう。早朝の到着という事情もすぐに理解してくれ、午前中に部屋を用意してもらうことができた。
マンハッタンの一等地にあるホテルは、決して安くはない。旅の予算やプランにもよるが、羽田から早朝に到着するメリットを生かし少ない宿泊日数で時間を有効活用するには、ある程度の出費は避けられないだろう。今回は視察も兼ねての宿泊だったが、ザ・セタイ・フィフス・アベニューは館内設備が充実しているほか従業員の対応も洗練されていて、仕事とオフタイムの両方で満足のゆく時間を過ごすことができた。ビジネスを目的とするニューヨーク滞在なら、おすすめのホテルの1つだ。
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