アストンマーティンから2ドア新型スポーツGT「ヴィラージュ」(2/3 ページ)

» 2011年03月18日 12時17分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

 インテリアは、手縫いのピンストライプが施されたレザーに覆われた上質なもの。丁寧な表面加工が美しいセンターコンソールフェースや、そこに並ぶガラス製のスイッチ類などによって彩られたラグジュアリーな空間。基本レイアウトは2+2シーターだが、クーペモデルでは2シーター仕様を選択することも可能だ。

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 快適・実用装備としてクルーズコントロールやガーミンと共同開発となるカーナビゲーション、Bluetoothによる電話接続対応、iPod対応の700ワットプレミアムオーディオシステムなどが標準装備となっている。

 パワートレインは、排気量6.0リットルのV型12気筒にタッチトロニック2(6速AT)の組み合わせ。駆動方式は伝統のFR方式だ。スポーツカーの走りに重要な前後重量配分の適正化のため、エンジンを可能な限り車体中央寄りに搭載するフロンドミッドシップやトランスミッションをデフケースと一体化するトランスアクスルレイアウトを採用。DBシリーズやV8、そして4ドアのラピードでもおなじみのこのこだわりにより、前後重量配分は50:50を実現している。

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 最高出力は365キロワット(497馬力)/6500rpm、最大トルクは570ニュートンメートル/5750rpm。わずか1500rpmで最大トルクの85%を発生させるフレキシブルな特性を備えてはいるものの、最高時速は299キロ、静止状態から時速100キロまでの加速性能は4.6秒と、その動力性能はやはりスーパースポーツカー並だ。

 そのポテンシャルを存分に味わいたいカスタマーのために、6速ATにはシフトレスポンスの高速化、ダウンシフト時の自動ブリッピング機能などを含む完全マニュアルモード「Sport」が用意されるほか、電子制御スタビリティコントロール(DSC)のセッティングもヴィラージュ専用となる。DSCは標準モードのほか電子制御の介入タイミングを遅らせた「トラックモード」、またDSC完全オフの設定も選択可能となっている。

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