乗ったときからハワイ気分―JALのハワイ便、機内食はロコフード(2/3 ページ)

» 2011年06月30日 15時24分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

成田便と中部便は「たいめいけん」の特製ハヤシソース

 成田便と中部便では、「東京日本橋 三代目たいめいけん」とコラボレーションした洋食メニューを展開。夏メニューは、特製ハヤシソースを使った「バターライス&パスタのハヤシソースがけ」だ。牛肉と玉ねぎのうまみが心地よい。

JAL 「バターライス&パスタのハヤシソースがけ」

 羽田線同様、デザートはバビのヨーグルトジェラート。残念ながらメゾンカイザーのパンは付いてこないが、天然酵母を使った全粒粉の手づくりパンや、ドライトマトを練り込みブラックペッパーを効かせたペッパートマト・ライロールなどを提供する。

 羽田便とメニューが異なる理由は、フライトの出発時間の違いによるもの。羽田便は最も遅い22時55分出発ということもあり、利用者はすでに夕食を済ませている可能性が高いうえ、実際の食事提供時間は深夜1時過ぎになる。そのため、軽食風の献立だ。

 一方、成田便は19時45分、21時、22時(1日3便)、中部便は22時5分出発ということもあり、晩御飯を遅らせて機内でがっつり食べたい人も多い。それ故に、ボリューム感のある献立となっている。

 前出の田中氏によれば、ハワイ路線の利用者は男性4割、女性6割。これは、一般的な路線とは反対の傾向だという。また、同行者別に見ると、一般的には夫婦、家族、友人、一人旅が均衡するが、ハワイ路線では家族が50%、夫婦が30%になるという。「女性は30代、40代が多いのが特徴です。つまり、奥さんやお母さん。わたしの持論ですが、機内食でお母さんがハッピーになれたら、家族はみんなハッピーになれるのではないでしょうか」(同氏)

JAL 仕掛け人の田中誠二氏(JAL 商品・サービス開発部マネージャー)

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