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» 2011年07月01日 09時10分 公開

なぜ信用できないのか? 政府が発表する原発情報に原口一博×武田邦彦 それでも原発は必要か(1)(2/5 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

政府は本当のことを言ってくれない

武田邦彦教授

武田:僕はブログを書いていますが、多くの読者から質問のメールが届きます。その内容のほとんどは「政府は原発が爆発する可能性が分かっていても、絶対に発表しない」というもの。多くの読者は確信しているんですよ。政府は絶対に本当のことを言ってくれない、ということを。

 そしてもし原発が爆発すれば、政府はこんな対応をするのではないでしょうか。「原発が爆発しました。しかし健康に被害はないので、そのままじっとしていてください」と。しかし政府がこんな発表をしても、国民は「それも嘘だ」と疑ってしまう。多くの国民は心の底から、政府を信じていないのではないでしょうか。

 「政府の言っていることは信じられないので、自分で情報を入手しなければいけない。インターネットを使って情報を仕入れ、それをTwitterなどで流さなければいけない」――このように考え、そして行動している人も多いことでしょう。なぜこんなことをしているかというと、自分の身や子どもの健康を守る術がないから。今の政府の対応を見ていると、国民を守ろうとしていません。しかしなぜ国民を守ろうとしないのか、その理由が分かりません。

 その「なぜ」を突き詰めていくと「ひょっとしたら政府は電力会社からお金をもらっているのかもしれない」と疑ってしまう。もしくは国民のパニックを恐れていたのかもしれない。はたまた単に決断ができないだけなのかもしれない。理由はよく分かりませんが、「とにかく政府の言っていることは信用できない」と感じている人が多いのではないでしょうか。

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