19.5%の親が「子どもを叱るときに、叩いてしまうことがある」

» 2011年07月11日 14時17分 公開
[Business Media 誠]

 現在子育てをしている親は育児や児童虐待について、どのように向き合っているのだろうか。12歳以下(小学6年生まで)の子どもと同居している親に、子どもを叱るときに度を越して叩いてしまいますかと聞いたところ「はい」と答えたのは19.5%であることが、ネットエイジアの調査で分かった。

子どもを叱るときに度を越して叩いてしまいますか? (ネットエイジア)

 このほか「子どもに大声で怒鳴ってしまうことがある」は61.5%、「子どもを叱りすぎて反省することがある」は47.9%、「子どもを無視してしまう」は17.7%、「子育てを放棄したくなることがある」は11.8%、「自分が虐待しているのではないか不安になることがある」は7.7%という結果に。73.6%の親が「しつけ」と「体罰」の違いを理解しているものの、2割が子どもを叩いたり、6割が大声で怒鳴ったりしているようだ。

父親と母親の育児の参加状況

 父親と母親の育児の参加状況を聞いたところ「母親の比率が高い(ほとんど+だいたい+どちらかというと)」と答えたのは69.3%、「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」は30.1%、「父親の比率が高い」のはわずか0.6%。両親が共働きである人の38.3%は「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と答え、父親または母親のどちらかが働いている人(22.4%)よりも15.9ポイント高かった。「共働きの家庭ほど両親が育児を分担する傾向にあるようだ」(ネットエイジア)

 自分がイクメン(育児を楽しむ男性や育児を積極的に行う男性のこと)だと思う人、将来イクメンになると思っている人はどのくらいいるのだろうか。全体の44.4%は「自分はイクメンだと思う、将来イクメンになると思う」と答えた。母親よりも父親の育児比率が高い家庭は1%以下だったが、4割の男性は自身をイクメンだと評価していることが分かった。

児童をもつ父親の4割は自身を「イクメン」と評価(出典:ネットエイジア)

 インターネットによる調査で、18〜59歳の男女2212人が回答した。調査期間は4月22日から5月2日まで。

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