自由な彼ら、どんな人々なのだろう。写真よりも特徴をぎゅっとつかめている4人組のイラストはナカシマさん作。
タカハシ 「俺はデザイン、フジヨシはクラブのDJや音楽作り、ナカシマはグラフィックとWeb、ギョウブは何やってる?」
フジヨシ 「今ごろお茶運んでるかな」
バラバラに活動する4人(いずれも24〜25才)が、東北沢荘というブランドでチームを作ってやりたいこと、それは“日常+One(プラスワン)”。
――フリーペーパー第2号のテーマは?
タカハシ 「特集のタイトルは……お前が付けたんだよな」
フジヨシ 「僕らのデザイン発想の仕方、自分の中のプラスワンを紹介していくんです。タイトルは『My name is + One』」
――プラスワンって何?
タカハシ 「例えば仕事している中で、コーヒーが良いアイデアが出る素だとすれば、コーヒーがその人にとってプラスワン」
日常にあるもの――Tシャツ(販売中)を始め、エプロンやバッグ、ランチョンマットなども制作中。2011年7月24日のイベント「Only Free Paper夏祭り!」(渋谷アップリンク)でも販売する。
――なるほど、日常プラスワンとは箸袋を読み物にしちゃうことですね。次号も形は同じ?
タカハシ 「評判が良かったんでね。ところでこれ広告にも使えるんですよ。抗菌の紙に印刷をして、広告を付ければいい。コラムとか4コマ漫画でもいいよね。カフェや弁当屋が作って、OLが1人でお弁当を食べる、その時箸袋が読み物になる。大切にしたいのは、俺らがハッピーになること。じゃないと買ってくれる人もハッピーにならないじゃないですか」
リーマンショック以降、こういう発想に投資する企業が減った。震災後には壊滅した。従来商品のコピーや改訂に終始している。だから、日本は活力にとぼしいのではないか。こんな感性が突破口になるのに。
タカハシ 「買ってくれる人に、俺らの顔も分かってほしい。量産したら間に人がいっぱい入っちゃうから、直に顔を会わせられる規模でやりたい。これから職人の地位が上がるんですよ。その人しかできないこと、俺らしかできないこと。そういうものを狙いたい。世の中はシフトすると思いますよ」
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