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日経平均 | 9936.12円 | ▼27.02円 |
売買高 | 17億6786万株 | − |
売買代金 | 1兆1361億3400万円 | − |
値上がり銘柄 | 495銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1041銘柄 | − |
騰落レシオ | 131.16% | ▼2.83% |
米国株高、ユーロ高だが米ドル安を嫌気して軟調な展開
米国株は堅調、ユーロも反発となったのですが、昨日の相場が堅調ということで織り込み済みとなり、米ドル安を嫌気して売り先行となりました。ギリシャ国債や米国債の格下げのニュースも伝わり、金融不安から売りが先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は買い越しと伝えられたことや節目の一つとみられた水準となったこともあり、寄り付きの売りが一巡となった後は底堅い展開となり、底堅さを確認して戻り歩調となりました。ただ、今度は逆に上値を積極的に買い上がる動きもなく、目先的な過熱感も強いことから、上値の重さを確認して再度調整となりました。
後場も下値を探るような動きになりました。ただ、前場の安値を下回ることもなく、高値を上回ることもなく、為替の動きが止まると手掛かり難のなか指数は小動きとなりました。自動車部品株の一角や代替エネルギー関連銘柄の一角、値動きの良い銘柄を買う動きはあるのですが、指数を動かすようなこともありませんでした。引けを意識する時間帯に為替が一気に円安に振れる場面があり、先物のまとまった買いも入り一気に昨日の終値を抜ける水準まで買い上がられる場面もありました。ただ、買いは続かず、心理的な節目である10000円水準で上値を押さえられ、最後は見切り売りも嵩んで軟調となりました。
小型銘柄も幕間つなぎ的に買われるものが散見されたものの総じて冴えない展開となりました。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と軟調となったのですが、ジャスダックTOP20は大地あエネルギー関連銘柄などが買われて堅調となりました。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、午後に円安に振れる局面でまとまった買いが入り指数を押し上げる動きもありましたが、散発的というかその瞬間だけの動きで追随することもなく、総じて見ると「閑散小動き」という感じでした。
米国市場動向よりも為替に振りまわされているような感じです。欧州で金利が上昇していることで、円キャリー取引等もあるのかもしれません。また、外国人買いが続いているのも円高に振れているから、株価が下がっても為替で儲かるということで、買っているような面もあるのかもしれません。いずれにしてもまだ為替の動向や米国企業の決算動向などに振らされて落ち着きのない相場展開が続きそうです。9800円〜900円水準での下値固めとなりそうで、それでも目先的な過熱感が消えないようであれば日柄が長びくか、その次の節目である9500円〜600円水準を目指すことになるのでしょう。
方向感に乏しい展開となっています。転換線に押さえられて上値が重くなっているのですが、基準線のサポートを試すわけでもなく、中途半端ではあるのですが、値持ちが良いとも言えます。RSIやストキャスティックスはまだ調整が続きそうで、まだこれから基準線のサポートを試す動きとなるのかもしれません。
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