南極の氷で、キリンのアイスプラスビールを飲んでみた（2/2 ページ）

[土肥義則，Business Media 誠]

アイスプラスビールを飲んでみた

東京の赤坂にある「Ｐ.Ｃ.Ａ（Pub Cardinal Akasaka）」では南極の氷を使った「南極アイスプラスビール」を飲むことができる。7月限定で、1杯1000円

　7月21日。この日は報道陣が招かれ、アイスプラスビールの試飲会が開かれた。「ビールに氷を入れると薄くなるのでは？」と記者も思っていたが、実際に飲んでみると、薄さは感じられなかった。「もちろん氷を入れなくても飲むことはできますが、入れなければ『少し濃いかな』と感じるかもしれません」（広報部）とのこと。

　ゆっくりビールを飲んでいると、だんだん温くなっていき、おいしくなくなる。しかしこのビールであれば氷が入っているので、ゆっくり飲んでも温くなりにくいし、それほど薄さも感じられなかった。なので「ビールをゆっくりと楽しみたい」という人にも向いているかもしれない。

　ちなみにグラスに入っていた氷は南極から運ばれたもの。南極の氷といえば、氷の中に気泡が見えるのが特徴だ。何万年もかけてでき上がった氷に耳を傾けると、プチプチといった音が聞こえてくる。歴史と音を楽しみながら、ビールを味わうのも“新しいスタイル”かもしれない。