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日経平均 | 9107.43円 | △21.02円 |
売買高 | 16億7375万株 | − |
売買代金 | 1兆0696億0400万円 | − |
値上がり銘柄 | 932銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 569銘柄 | − |
騰落レシオ | 69.64% | △1.02% |
米国株高の割に円高を嫌気し市場参加者の少ないなかで冴えない展開
米国株が大幅高となったことから買い先行となりました。先週末から世界的な金融不安が薄れ、売られ過ぎの修正が世界中で起きている流れもあって堅調なものも多かったのですが外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も相変らず売り越し基調とされたことや為替も円高気味ということで上値も限定的となりました。上値の重さが確認されると手仕舞い売りや見切り売りも嵩んで上げ幅縮小となる場面もありました。米国M&A(合併・買収)の話題からハイテク銘柄の一角が堅調となる一方で、小売株の一角や不動産株等内需株に高いものもみられました。
後場は手掛かり難、市場参加者が限られるなかで冴えない展開となり、手仕舞い売りに押されて軟調となる場面もありました。為替に動きがあったということでもなく、特に売り急がなければならない理由があったと言うよりは市場参加者が少ないなかで手仕舞い売りがみられると我先にと手仕舞い売り、見切り売りを出すということで指数を押し下げてしまったものと思います。目先の需給だけで動いているという相場ですが、円高や増税の懸念も根強く、米国株高にも関わらず疑心暗鬼で最後まで買い切れないということなのでしょう。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものも多く冴えない展開となりました。東証マザーズ指数は大幅高となったのですが、二部株指数や日経ジャスダック平均は小幅高、ジャスダックTOP20は軟調となりました。先物はまとまった売り買いは相変らず少なく、散発的な売り買いが出る時には指数を動かす場面もあったのですが方向感を持っての動きとはならず、先物が主導するような場面はありませんでした。相場全体の方向感がつかめないなかで目先の売り買いが中心となっているものと思います。
米国株が大幅高となった割に冴えない展開となりました。円高や増税懸念で企業業績の先行きに対して懸念が強まり、外国人も売り越し基調と言うことで需給の改善も期待されず冴えない展開となったものと思います。欧米の金融不安や景気鈍化懸念は薄れた感もあるのですが、日本市場では業績面からの見直しと言う展開にならないのでしょう。米国景気の回復が確認され、為替も円高が止まり円安に振れないと上値を買い上がり難いと言うことなのかもしれません。目先的に欧米景気の底堅さ、中国等新興国の景気拡大などが確認されるかどうかが注目されます。
転換線を意識して上値の重い展開となりました。RSIも底値圏でもみ合いとなり、ストキャスティックスは底値圏からの上昇となっており、強含みに戻りを試す動きとなるものと思います。転換線のサポートを確認しながら基準線までの戻りを試す動きとなってくるのだと思います。
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