男女雇用機会均等法の制定に大きな役割を果たしたと言われる「第1回ウーマン・リブ大会」(1970年)が開催されてから40年以上が経過したが、男女間で年収はどのくらいの差があるのだろうか。
企業で働く男女に年収を聞いたところ「300万円未満」と答えた男性は47.0%に対し、女性は71.6%であることが、人材サービスを展開するビー・スタイルの調査で分かった。また「300万円以上500万円未満」という男性は37.0%、女性は23.5%、「500万円以上700万円未満」は男性10.5%に対し、女性は4.5%という結果に。
非正社員(契約社員または派遣社員)の割合は男性が6.2%であるのに対し、女性は24.0%。女性で正社員と非正社員の平均勤続年数を比較すると、非正社員のほうが勤続年数が短いことが分かった。1社当たりの平均勤続年数が3年未満という正社員は49.5%だったが、非正社員は61.0%。
また仕事において性別による不公平を感じている人は、男性25.8%に対し、女性は29.8%とやや女性のほうが多いことが明らかになった。
この結果を受け、ビー・スタイルは「女性の社会進出は進んでいるようにみえるものの、女性は非正社員が多く、収入面においても差がうかがえた。また重要な仕事は男性に任させることが多いなど、依然として女性は仕事環境において、まだまだ不利な立場であるようだ」と分析した。
インターネットによる調査で、企業で働く男女800人が回答した。調査日は10月14日。
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