会社員として高い収入を得ようとするならば、職務遂行能力を磨くことはもちろんだが、上司や周囲、取引先とうまく関わり、チームリーダーとして認められること。そのうえでチームを引っ張り、業績を上げてさらに認められ、昇格していくことが近道なのだ。
川口さんにさらに、このような指摘をした。
「チームは、メンバー間の相互理解、時には葛藤、ぶつかり合いを経て作られていく。これは、職場で顔を見合わせる中でしか、なかなかできない。将来的には在宅勤務の社員もIT機器を使い、このような話し合いに参加するのかもしれない。だが、その場合でも職場での話し合いにより、チームが作られていく構図は変わらないはずだ」
職場と在宅――仕事をするうえでのコミュニケーションの決定的な違いはここにあるのだと、私は思う。在宅勤務は今後、増えていくだろうが、今回指摘したようなことも念頭に置いて考えると、また違った見方ができるようになるのではないだろうか。
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