株式会社Z会教材編集部理科課長(兼小学生コース教材担当)。幼児から大学生・若手社会人の教育に携わるZ会で、理科の教材編集に携わる社員のマネジメントと、小学生向け商材の開発担当を担う。前任はWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。大学生の「自分創り」をサポートする株式会社レイズアイ立ち上げプロジェクトメンバー。
12月から就活解禁のためか、最近、就活についてのニュースが増えてきたような気がします。そして就活ニュースが増えると、決まって出てくるのが「企業が社会人に求める能力とは?」というネタ。このところ毎年のように、そしてほとんど1番にランクするのが「コミュニケーション能力」ですね。
しかし、「コミュニケーション能力が大切!」と言われて、コミュニケーション能力がその時点でない人が、「そうか! だったら●●しよう!」という考えや行動は、本質をとらえていない場合が多い気がします。
例えば、
……などでしょうか。
どれも「間違い」とまでは言いませんが、それだけでは企業が求めている「コミュニケーション能力」が本質的に身に付くとは思えません。これらのやり方は、潜在能力としてはコミュニケーション能力を持っているものの顕在化していない人が、顕在化させるための手法であって、そもそも身についていない人が「企業が納得するレベル」にまで昇華させられるとは思えないのです。
「コミュニケーション能力とは?」を僕なりに定義すると、次の2つを両方身に付けていることです。
そして、1×2の能力が高い人が「コミュニケーション能力の高い人」です。まとめると「相手のことを考え、相手の求めに応じたアウトプットができること」ですね。冒頭に挙げた行動は、すべてが自分主体で考えていますから、コミュニケーション能力の本質をついていない、と思えるわけです。
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