株式投資と並んで、身近な金融商品として根付いてきたFX(外国為替証拠金取引)。FX収入にかかる税金はクリック365などの取引所FXは一律20%だが、それ以外の店頭FXに関しては課税所得に応じて15〜50%と変化していた。しかし、税制改正で2012年1月からは、店頭FXの税制は取引所FXと共通のものとなる。
ジャパンネット銀行の調査によると、FXユーザーに「FX税制改正を知っていますか?」と尋ねたところ、「内容まで知っていた」が39.5%、「税制改正は知っていたが、内容までは知らなかった」が32.3%、「税制改正を知らなかった」が28.1%と、内容を理解していない人が6割以上に達していることが分かった。
現時点で利用しているFX商品では、「店頭FX」の75.7%に対して、「取引所FX」が38.3%。税制改正でFXユーザーが別のFX商品の購入を検討する可能性を聞くと、56.2%が「検討すると思う」と回答。特に取引所FXユーザーでは60.2%と高くなっていた。
60.2%の取引所FXユーザーに別のFX商品の購入を検討する際に決め手となるポイントを尋ねると、トップは「手数料・スプレッドがお得」で66.1%。以下、「安心・信頼して取引できる」が45.9%、「取引ツールが充実」が40.4%、「素早く注文できる」が36.7%で続いた。
インターネットによる調査で、対象はジャパンネット銀行以外のFX口座に残高があり、年1回以上取引を行っている20〜50代の男女473人。調査日は11月30日と12月1日。
円高が日本を救う!……かも
円高で得したこと、損したことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング