2012年4月以降に初めて就職する学生(既卒3年以内を含む)は、20年後の日本をどのように想像しているのだろうか。「20年後の国内総生産(GDP)は、今よりも増えている」と答えたのは33.1%に対し、「減っている」は43.2%。また「国の借金は、今よりも増える」が89.2%、「失業者は、今よりも増える」が73.2%、「子供(15歳未満)の数は、今よりも減る」が65.8%となるなど、日本の将来について悲観的に見ている学生が多いことが、連合の調査で分かった。
ただ既卒者では「国内総生産(GDP)は、今よりも増えている」が50.8%、「子供(15歳未満)の数は、今よりも増えている」が39.2%と、それぞれ新卒者よりも10ポイント以上高く、20年後の日本に対し、前向きな印象を持っているようだ。
働く上で、どんなことを重視しているのだろうか。全員に聞いたところ「職場の人間関係」(93.8%)、「仕事のやりがい」(91.2%)、「会社の安定感」(90.9%)、「給与」(90.5%)がそれぞれ9割を超えた。
男女別でみると、女性よりも男性のほうが高かったのは「会社の規模」(男性65.6%、女性53.5%)と「土日・祝日休み」(男性76.7%、女性67.5%)。一方、男性よりも女性のほうが高かったのは「育児休暇の取りやすさ」(男性59.1%、女性80.3%)、「仕事内容や立場に、男女差別がないこと」(男性76.2%、女性87.4%)だった。
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