Facebook女子ってどんな人?――データから見るペルソナ図鑑消費者理解コトハジメ(1/2 ページ)

» 2012年02月23日 08時00分 公開
[大久保惠司,Business Media 誠]
誠ブログ

 今や世界のインターネットユーザーの半数以上にまで普及したFacebook。先日、IPOを申請したことで話題になっています。日本でも2011年くらいからユーザーが拡大し、知名度も上がってきました。特に日本は他国に対して普及率が低いので、今年は大攻勢をかけるそうです。そんなFacebookを利用する女性にはどんな傾向があるのでしょうか。

 →MacBook AirユーザーとLet'snoteユーザーはどう違う?

 消費者分析ツール「ぺるそね」※の回答者2万9093人の中に、Facebookユーザーは2813人います。そのうち女性は1402人。女性全体から見た使用率は9%です。

※ぺるそね……約3万人の消費行動データをもとに、ターゲットとなる人々のライフスタイルを読み解けるナレッジベースサービス。比較したデータは2011年9月調査のもの。

 平均年齢は37.9歳。女性全体の平均年齢が42.7歳ですから、5歳ほど若いです。20代が34.2%、30代まで含めると55.6%と半数を超えます。既婚率は47.6%と全体と比較すると低いですが、その割に平均世帯年収は高め。消費行動や情報行動の特徴を見ると、「できるだけ人とは違うものを持ちたいと思う」「周囲からのアドバイスを求められることがよくある」という傾向が強く、「チャレンジ精神のある」「独創的な」と思われたいと考えている女性が多いようです。

「ぺるそね」でFacebook利用者(女性)を検索した画面

 趣味は「海外旅行」と答えている人が全体と比較して2.1倍、「写真」「スポーツ」も比較的高め。興味関心事では「語学」が2.4倍と突出しており、「デザイン」「アート」などの関心も高いようです。「ビジネス」への関心も高く、スポーツも「ジョギング」や「ゴルフ」、「サイクリング」などが好まれています。また、飲食店での飲酒状況も高く、人付き合いにも積極的な姿がうかがえます。

 ここまで見てみると「Facebook女子」のみなさんは、「グローバル志向が強く、アクティブなライフスタイルを送っており、自分自身のセンスや能力を磨くことに熱心で、周囲の人たちに頼られる存在の人」という姿が浮かんできますね。

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