人間はみんな、自分の中に“何か”を持っています。それは、何らかの表現方法を通して具現化しないと他人には伝わりません。伝わらないと理解してもらえなし、それどころか、表現方法というフィルターを通さないと、自分自身でさえそれが何なのか意識できなかったりするのです。
誰かに自分のことを伝えたい、誰かに理解してほしい、自分自身、今、自分の中にあるものを理解したい、というのは、誰もが持つ自然な衝動です。
だから、その自分の中の何かをうまく、「ああ、これなんだよ!」という感じで表現しうる方法やツールを手に入れられたら、みんなとても幸せなはず。
自分を表現するツールとしては例えば……
……など、結構いろいろあるんです。
考えてみるとこれらの大半は学校で、しかも義務教育のかなり早い段階でひと通り体験することです。作文書いて、絵を描いて、韻文も作ってみたり、歌も歌って(なぜか)笛を吹いて、運動会では踊らされ、文化祭では演技もします。
そうか、あれって「あなたにとっての表現方法を見つけなさい」っていう教育だったんだな、と思いました。何か1つくらい自分にぴったりな「自分を表現する方法が見つかればいいよね」という、そういう教育課程なんだと気が付いたのです。
プログラミングは今の小学校のカリキュラムにはなさそうですが、それが個人の表現方法になり得るのなら、ぜひとも早めに子どもたちにも体験させた方がいいですよね。
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