覚田 覚田です。田代さんはおられますか。
ホテル はい田代です。覚田さまですね。
覚田 大晦日の予約。キャンセルは出ていないですよね。
ホテル 覚田さま、残念ながら……キャンセルは出ておりません。また、当ホテルは申しわけないのですが、キャンセル待ちをしない方針でございまして。
覚田 そうですか。残念……。では、タイミング良くキャンセルが出た時に、電話をしたとしたら、予約できるわけですね。
ホテル そういうことです。
覚田 もし、空くようでしたら花火の見える部屋で少し広めの部屋がいいですよね〜。禁煙で……。
ホテル 分かりました。
覚田 じゃあ、田代さん。また、電話させてもらいますね。
ホテル→覚田さま、ありがとうございます。お待ちしております。2回目の電話は、担当である田代さんとダメ元で話すことが肝心。ちゃんと電話をしてくるお客さんであることを担当者に認識してもらう。「そこまでして予約したいんだ」という意志を伝えて、担当者をこちらの味方にするのである。
そして1回目の時より、さらに具体的な要望を相手に開示する。相手がこちらのことを具体的に考えてくれるような時間を作るのである。
3回目の予約電話のタイミングの測り方には、想像力が必要である。大晦日のイベントのキャンセルは、いつ出やすいのか。考えてもらいたい。家族やカップルの年末の最大のイベントは、クリスマスである。そこでは悲喜交々な出来事が起こる。さらに、仲良くなる夫婦やカップルが増える一方で、決定的にダメになる出来事が起こるのもクリスマスなわけである。
……ということで、大晦日のホテルのイベントのキャンセルが出るのは、クリスマスの直後なわけである。他人の不幸が、自分の幸せになるチャンス。だから、クリスマス直後の12月26日に3回目の予約の挑戦をする。
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