就活を通して、初めて知った用語は?

» 2012年07月25日 13時02分 公開
[Business Media 誠]

 就活を通して初めて知った就活用語(ビジネス用語を含む)は何ですか? 2013年4月入社を希望する大学生・大学院生に聞いたところ、「リクルーター」(764人)と答えた人が最も多いことが、ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。

 「リクルーター」とは、会社からの指示を受け、学生に対して選考参加などの働きかけを行う社員のこと。この用語がトップになった背景には「採用人数を昨年よりも増やす企業が増えるなか、倫理憲章改定による広報開始時期の後ろ倒しで、企業は学生との接点が減ることを懸念したのではないか。その結果、リクルーター制度に力をいれていることがうかがえた」(ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーション)としている。

 2位の「お祈り/お祈りメール」(193人)は、不採用通知のことで「○○様の今後のご健勝をお祈りします」と締めくくられていることが多いことから「お祈り」と呼ばれている。多くの学生は不採用通知を複数社から受け取っているため、このような用語が生まれたようだ。

 3位には、ビジネス用語である「B to B/B to C」(174人)がランクイン。学生は就活を通して初めて企業の多さに驚き、B to BやB to Cといったさまざまな企業形態を知り、印象深く感じているのかもしれない。

 4位は「内々定」(169人)、以下「ES」(135人)、「SPI/テストセンター」(93人)、「サイレント(選考を受けていた企業から不合格通知の連絡が来ないこと)」(80人)と続いた。

 このほか、学生時代にがんばったことの略として「ガクチカ」、1人でできる面接練習「エアー面接」、学生に就活を支援する「就活塾」といったキーワードもあった。

 インターネットによる調査で、2013年4月入社を目指す大学生・大学院生3887人が回答した。調査期間は5月23日から30日まで。

就活をして、初めて知ったビジネス用語(出典:ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーション)

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