担当者とユーザーが、Facebook上で新商品を開発――サッポロビール

» 2012年08月10日 13時58分 公開
[Business Media 誠]

 サッポロビールは8月11日に、ユーザーと共同でビールの新商品開発を行うためのFacebookページ「百人ビール・ラボ」を開設する。これまで人気投票形式やアイデア投稿形式での事例はあったが、ネット上で開発者とユーザーが新商品を開発するのは初めて。同社ではこれまで提案してこなかった商品を開発して、来年にも販売したい考えだ。

 新商品の開発にあたっては、ユーザーの参加度合いによってポイントが付与される。そして累積ポイントの上位100人が「百人ビール・マイスター」に認定され、彼らが商品開発に参画する。具体的にはアイデア出しのほか、ネーミング、容器デザイン、販促方法などを決めていく。また実際に新商品の試飲テストにも参加してもらう。

 同社では「ソーシャル化が急速に進む現在の状況を先取りした取り組みで、新たな商品開発や販売のあり方、収益モデルを試行し、ビールの需要創造と豊かなビールを味わうライフスタイルを提起していきたい」としている。

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