頭を抱えました。本当にこれでどうやって売るんだ。
しかし、運良くNanaブックスの高橋専務とお酒を飲む機会をいただきました。僕が「若い人に読んでほしいので、値段を下げてほしい。別に本で儲ける気はない。印税はどうでもいい」と言うと、高橋専務が「980円、初版1万部」で出すという、かなりクレイジーな英断をしてくださいました。
これは本当に英断だと思いました。その仁義は切ろうと思いました。
なぜなら、普通、初著のビジネス書は1580円、3000部くらいだからです。さらに、Nanaブックスのように小さい出版社ではかなりクレイジーです。紙代と印刷所に払うお金だけでもけっこうな金額になります。本の値段を下げても、原価は変わらないからです。
ドラゴンボールで例えると、「クリリンが界王拳を無理矢理使ってフリーザ様と戦っている」という状況とだいたい近いです。もちろん、Amazonでも送料込みで980円です。これだけ部数があればまだ戦略の余地があります。少し道が拓けました。
正直言うと、本の話があった時から「佐藤秀峰先生に表紙をお願いしたいなー」という、ボンヤリした思いはありました。理由は、自分の人生のターニングポイントで出会った人ですし、秀峰先生に会ってから人生がすごく変わったと思ってますし、とても尊敬しているので可能ならば描いていただきたいと思ってました。
さらに、「Twitterのアイコンを**円で書きます」と言っていたような気がしたので、Twitterのアイコンと表紙の面積比から考えて、僕の個人の予算的にお願いできる範囲でできるのではないかと思ってました。
Facebookを見ると『特攻の島』の執筆とネーム大賞でめちゃくちゃ忙しそうでしたので、ものすごく恐る恐るTwitterのDMで頼んだらあっさりオッケー。
即答していただいた時は、拍子抜けしました。と同時に、正直言うと、引き受けていただいたことそのものが一番うれしかったです。もう感謝の言葉しかありません。
ちなみに、ラフをもらった瞬間に爆笑し、出版社を通さずにオッケーを出しました。(おい!)
Copyright Career Design Center co.,ltd. All Rights Reserved
Special
PR注目記事ランキング