それでも、鉄道の労働組合が私たちにも貢献していることは理解できる。鉄道会社の職員が、労働組合として団結し、現場の安全を会社に訴え、成果を勝ち取る。それは私たち乗客の安全に大いに貢献している、ということだ。
JR北海道の鉄道を守るために誰が立ち上がるべきか。現場の職員の皆さんだ。これだけ報じられたら、職員だけではなく、家族の皆さんまで風当たりは強かろう。国鉄時代から今日まで、JRの組合組織については複雑な事情もあるだろう。しかし、職場の安全、自らの安全を守ることは正義である。乗客の安全を守ることもしかり。
危険な連結器を、たった1日で安全な連結器に交換できたように、安全への強い願いは、世界が驚くような力を発揮する。私は現場の皆さんの底力を信じる。どうか、今回の事件を再生のチャンスとして、労使とも一丸となって改革を進めてほしい。
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