婚活を始めた人が、なかなか結婚できないワケ古田ラジオの「婚活を攻略するための10の方法」(2/3 ページ)

» 2013年12月10日 08時00分 公開
[古田ラジオ,Business Media 誠]

「婚活する理由」は志望動機と同じ

 「婚活する理由」とは、就活における志望動機のようなもの。しかし、婚活を続ける理由は「1人だとなんとなく寂しいから」「親が結婚しろとうるさいから」「そろそろ結婚する時期だから」といった感じで、とても曖昧(あいまい)なものが多いのです。

 就活の場合、内定が出ないと働くことができないわけですから、生活に困ります。だからこそ、多くの人が一生懸命に内定を獲得しようと努力します。ところが、婚活には就活ほどの切迫感はありません。一度や二度、婚活に失敗しても、生活が苦しくなるケースが少ないからです。

 婚活は失敗しても生活に困らない、時間制限がない。この2つの特徴が、婚活を続けることを難しくしているのではないでしょうか。婚活を始めたころ積極的に動いていたのに、うまくいかないと「面倒だ。やる気がなくなった」「数カ月後に再開すればいい」という人が多いのです。

 婚活のモチベーションを維持することは難しいのですが、その一方でものすごく努力する人たちがいます。それは「専業主婦志望の女性」と「子供がほしい女性」です。

 彼女たちが男性に求める条件は「年収」(もちろんすべての人がそうではありません)。“高収入の男性を奪い合う”という厳しい競争になるのですが、きちんと条件設定がされているので効率的。目的が決まっているので、自分の婚活が「成功」なのか「失敗」なのかが明確に分かるのです。

 「なーんだそんなことか」と思われる人もいるかもしれませんが、明確な評価軸を持つことはものすごく大切なこと。先ほども紹介しましたが、婚活を続けるのは難しいことですから。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.