今回のケースはかなりレアです、と言いたいところですが、それほど珍しいことではありません。これほど極端ではなくても、似たようなケースを耳にしたことがあるという人も少なくないでしょう。
今回の事例も、聞いたら誰もが間違いなく知っているような企業で起きたことですが、組織が肥大化し、すべてに目が届かなくなると、こういう「支配者」が現れ、企業に不利益をもたらす楽園を作ってしまう。“仕事ができない”“出社してこない”といった、いわゆる「ダメ社員」とはひと味違う、ネガティブなパワーですべて組織を牛耳ってしまう、新しいタイプのブラック社員が、あなたの隣に現れるかもしれない。
ちなみに、その新・ブラック社員たちは、一流企業勤務という実績を前面に押し出して、別の一流企業に悠々と転職していったことを書き添えておきます。そう、新・ブラック社員がよろしく、と入社してきても、企業の採用担当者は見抜くことができない可能性もあるという、怖い話なのです。
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