あまり売れていなくても、コンビニに定番商品が並ぶ理由ご一緒に“おでん”いかがですか(2/5 ページ)

» 2014年06月03日 08時00分 公開
[川乃もりや,Business Media 誠]

ピノの歴代パッケージ

 以下の写真を見ていただきたい。これはピノの歴代パッケージの写真だ

1976年に発売されたピノのパッケージ(左)、1987年のパッケージ(2代目)

1992年のパッケージ(左)、1996年のパッケージ(右)

2005年のパッケージ(左)、2008年のパッケージ(右)

 初代パッケージから2代目パッケージへの変化は大きいが、それ以降はさり気ない変化にとどめていることがお分かりいただけるだろう。

 食べ物や飲み物は新商品が頻繁に登場するが、商品の形を一部変えるだけでも、それ専用のレーンや金型が必要になる。そうなると、“商品寿命”の短い商品に対応するのは難しい。ロングセラーという確固たる地位があるからこそ、遊びも長期間行なえることが可能になり、それに対する投資も長期間で回収可能となるわけだ。

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