“おひとりさま”の魅力のひとつは、自由に使えるお金が多いことだが、もちろん限りがあるので、贅沢(ぜいたく)な生活を続けるのは難しい。おひとりさまはどのように消費のメリハリをつけているのだろうか。
20〜30代の独身男女で、普段から節約を心がけている人は53.4%。具体的にどのようなことかを聞いたところ「食費」(62.5%)が最も多く、次いで「水道光熱費」(42.9%)、「通信費」(24.3%)であることが、オウチーノ総研の調査で分かった。「食費」については「値引き商品と、スーパーのPBを買う」(男性28歳)、「外食を控える」(女性28歳)などの意見が多かった。
節約を心がけている人は半数ほどいたが、普段から贅沢をする人は50.0%。具体的にどのようなことかを聞いたところ、こちらも「食費」(43.3%)がトップ。「たまに高めのランチ、ディナーをしている」(男性28歳)、「自分へのご褒美に甘いモノを買う」(男性23歳)といった声が目立った。2位以下は「旅行・レジャー代」(27.4%)、「ファッション代」(22.7%)と続いた。
男女間で消費のメリハリに対する意識に違いはあるのだろうか。男女別でみると、普段から節約を心がけている男性は50.0%だったのに対し、女性は56.8%。普段から贅沢をする男性は42.4%だったのに対し、女性は57.6%。男性よりも女性のほうが消費にメリハリをつけている人が多いようだ。
贅沢に対する意識で、20代の男女で大きな差があった。20代男性は39.1%だったのに対し、20代女性は61.2%と20ポイント以上の差が開いた。20代女性は特に、ファッション代や美容・化粧品代などにお金がかかり、さらに「友だちとごはんを食べるときは贅沢する」(女性28歳)という声もあるように「女子会」で贅沢をする人が多いようだ。
インターネットによる調査で、20〜39歳の独身男女554人が回答した。調査日は5月19日。
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