安倍政権は「女性の社会進出」を進める政策を多く展開しているが、働く女性は何を考えて仕事に望んでいるのだろうか。メットライフ生命保険が20〜40代の働く女性に聞いたところ、働くモチベーションとして、30.5%の人が「多くの収入を得られること」、29.7%の人が「自分なりの発想や工夫を持って取り組めること」と答えたことが分かった。
一方で、職場に対する不満もあるようだ。「女性が活躍する企業に必要なことは何だと思いますか?」という質問には、「仕事の実績に対して性別に関わらず適切に評価される仕組み」がトップになった(44.8%)。
2位以下は「育児休業制度の充実」(17.2%)、「経営層・管理職層の意識」(15.2%)と続く。同社は「より女性が働きやすい環境を推進するためには、創意工夫を取り入れて仕事ができる環境づくりと、仕事の結果を実感できる環境がポイントとなりそう」とコメントしている。
彼女らに理想の男性上司像を聞いたところ、1位は「いざというとき頼りになる」(49.8%)、2位は「人間関係を大事にする」(13.8%)、3位は「仕事の成果を正当に評価する」となった。いざというときに助けてほしい、というニーズがある一方で、「いつも相談に乗ってくれる」は7%と低かった。
同じ質問を女性上司像で聞くと、上位3位の項目は変わらないものの「いざというとき頼りになる」が、男性の半分程度の24.8%になるなど、割合は大きく異なる。また「いつも相談に乗ってくれる」は18.0%と、男性上司の2倍以上となっており、男性上司と女性上司でニーズが大きく異なることがうかがえる。
インターネットによる調査で、20〜49歳の未婚女性600人が回答した。集計期間は2014年6月6日〜6月9日。
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