元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。
先日、自宅の大そうじを行ったら、家族が購入した「Microsoft Word 2010」に「Adobe Photoshop Elements 8」のパッケージが出てきました。今は使ってないというので手元のWindowsタブレットで使えるかもと調べてみると、前者の対応OSがWindows7まで、後者がVistaまででした。せっかく買ったパッケージソフトも、時が経てば邪魔な箱と円盤……。しかし、これからはそんな「パッケージソフト」が少なくなるかもしれません。
2014年10月17日、筆者にとって待望だったサービス「Office 365 Solo」がスタートしました。ライター業では、原稿のやりとりにMicrosoft Word文書を求められることが多いのです。
しかし、個人で買うOfficeは少々高いだけでなく、Macユーザーにとっては今から“最新版”の「Office 2011」を買うことにも抵抗がありました。それを解決してくれるのが、Office 365 Soloの「サブスクリプション」というモデルです。
最近、徐々に増えてきたサブスクリプションは、1カ月、あるいは1年単位でソフトウェアの権利を購入するというもの。この期間中、最新バージョンが登場したとしても、アップグレード料金は不要で、いつでも最新のソフトウェアを使うことができます。皆さんが必ずインストールしているであろう、セキュリティ対策ソフトウェアはこのサブスクリプションモデルといえますね。
フリーランスのライターになってから、気が付くとほとんどの有料ソフトをサブスクリプションモデルで購入しています。まずは日本語入力システムの「ATOK」。ATOKは「ATOK Passport」を提供しており、月に286円(税抜)で利用が可能。1年間使っても3500円弱と、パッケージ版を買うよりもお得です。
そして一番お世話になっているものが、アドビの「フォトグラフィプラン」。これはPhotoshop CCとLightroomという、プロも使っているツール2つを月々980円(不課税)で利用できるというもの。フルスペックのPhotoshopがこの値段で使えるのは本当にありがたいです(プロの写真家でなくても利用が可能です)。
サブスクリプションでは、月々いくらという形で継続的に課金が発生しますが、初期費用がかからず、いつでもやめられます。つまり、使わなくなったりもっといいソフトウェアが登場したりしたら、その時点で解約可能です。パッケージとは異なる、新しいソフトウェア購入の形といえるでしょう。
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