2015年度の企業業績見通しは総じて上向きだが、個人消費の一段の低迷が下ぶれ材料──帝国データバンクは4月14日、企業の意識調査結果を公表した。
増収増益を見込んでいる企業は28.0%と前年から2.1ポイント減った一方、前年度並みが大幅に増加し、減収減益は減少。増収増益見込みは金融やサービスで高く、特に小売りは前年から大きく増えた。
下ぶれリスクとして個人消費低迷を挙げたのは37.8%と最多。人手不足も29.2%と高く、前年から9.7ポイント増に。特に中小企業では人手不足に伴う賃金上昇を製品・サービスの単価引き上げでカバーすることが難しいため、業績悪化要因として懸念されているようだ。
調査は3月18〜31日に全国2万3336社を対象に実施し、有効回答企業数は1万845社。
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