きょうと情報カードシステム(KICS)とジェーシービーは9月11日、西日本旅客鉄道が提供するプリペイド型FeliCa決済サービス「ICOCA電子マネー」と、ポストペイ型FeliCa決済サービス「QUICPay」が利用できる共用リーダー/ライターを、10月5日より京都市内の商店街に順次導入すると発表した。ICOCA電子マネーとQUICPayの共用リーダー/ライターを導入するのは、今回が初めてのケースとなる。
京都市内の四条繁栄会商店街振興組合など、KICSに参加する14組合、約650店舗に導入するもので、JR西日本とJCBとのICOCA電子マネー加盟店の拡大に関する業務提携により実現した。これにより、利用者はKICSの対象店舗で、ICOCA電子マネー(前払い式)、QUICPay(後払い式)によるスピーディーなショッピングが可能になる。
また、J-WESTカードユーザー向けのクイックチャージサービス「SMART ICOCA」の利用者は、2007年10月より実施される、鉄道交通利用促進により地球温暖化防止・CO2削減を図るエコ推進モデル事業「レール&ショッピング in 京都」に参加できる。
KICS、JCBおよびJR西日本の3社は今後、ICOCA電子マネーおよびQUICPayを活用したサービスの拡充を図っていくという。
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