米半導体工業会(SIA)は10月29日、世界半導体売り上げに関する統計を発表した。9月の売上高は226億ドルで、前年同月比5.9%増。前月比では5%増だった。
第3四半期(7〜9月期)の売上高は678億ドルで、前年同期比5.9%増だった。前四半期との比較では、年末商戦に向けた半導体搭載製品の生産増により、13.2%増となった。
PCや携帯電話など、コンシューマー向け製品の需要が引き続き好調で、半導体需要をけん引したという。第3四半期の売上高を前期と比較すると、マイクロプロセッサは18.7%増、NAND型フラッシュは46.2%増となっている。NAND型フラッシュの平均販売価格(ASP)は、前四半期を32%近く上回った。
SIAでは、エネルギーコストの上昇による影響は現時点では見られないとしながらも、ホリデーシーズンに向け「注視していく必要がある」としている。
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