HDTV購入のきっかけ、トップは今年も「スーパーボウル」――米調査
スーパーボウルに次いで、大学フットボールや野球、バスケットボールなどが挙がっており、スポーツのHDTV売り上げへの影響の大きさがうかがえる。
NFLスーパーボウル効果で、240万台のHDTV(高精細テレビ)が売れる――米国家電協会(CEA)が1月25日、こんな調査報告を発表した。調査は今月、CEAが米Sports Video Groupと共同で、米国の成人2278人を対象に行った。
スーパーボウルは3年連続で「HDTV購入のきっかけ」のトップの座を維持し、今年だけでも22億ドルの売り上げに貢献するとみられる。以下、「大学フットボールのボウルゲーム」、「(MLB)ワールドシリーズ」、「NBAファイナル」、「NCAA March Madness(大学バスケットボールのトーナメント)」と続き、スポーツがHDTV購入に大きな影響を与えている。CEAは「HDMIケーブルや音響システム、取り付け金具などを含めると、スポーツが家電販売に与える影響はもっと大きい」と指摘している。
消費者がスーパーボウル観戦時に利用するのは、HDTVにとどまらない。テレビ観戦する人の18%が、試合中にノートPCを近くに置き、選手の成績確認や友人とのIM(インスタントメッセージング)をすると回答。同様の目的で、試合中に別の部屋のPCを使うという回答は12%、携帯電話を使用するという回答は13%となっている。また、HDTV所有者の57%が、試合終了後にオンラインで試合のハイライトやスーパーボウル用CMを見ると回答している。
スーパーボウルはプロリーグのNFLによるアメリカンフットボールの優勝決勝戦。2008年のスーパーボウルは2月3日に開催される。
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